ヨーロッパのニードルケース(針入れ)の歴史と変遷

ヨーロッパのニードルケース(針入れ)の歴史と変遷

ジュエリーマルシェではアンティークのニードルケースを使ったロングネックレスを紹介しています。

           

ニードルケースって、どんな歴史があるのでしょうか。

昔は針は高価な必需品で、失くしやすいものでした。失くしやすいのは今でもですが。そこで世界中でニードルケースはつくられていました。

ここでは ヨーロッパのニードルケースに焦点を当ててみます。

大切なものを入れるため、ニードルケースは繊細な手工芸品として制作されてきました。

管状の青銅製針ケースは、ヨーロッパのバイキング時代の遺跡で頻繁に発見されています。

バイキング時代のニードルケース(ウキペディアより)

10

イタリアで始まった高度な刺繍技術が他のヨーロッパ諸国に広まり、美しいデザインのニードルケースが作られました。

File:Needlecase, 'Frog' LACMA AC1998.85.1 (1 of 2).jpg

イギリス17世紀のユーモラスなニードルケース(ウキペディアより)

18世紀には、バロック期の華麗なデザインがニードルケースにも取り入れられました。金糸刺繍やビーズ刺繍などが用いられ、宮廷の女性たちや上流階級の間で非常に人気がありました。この時期のニードルケースは、宝石や貴金属をあしらったものも見られました。

 

まさに宝石!これは針仕事が楽しくなりそうですね。


 ヴィクトリア朝時代の装飾的なデザイン

19世紀、大体18世紀と似て装飾的ですがスッキリしたデザインも目立ちます。

Etui à Aiguilles En Or d'époque Directoire        Nederland 19e eeuw - Ancien étui à aiguilles néerlandais en - Catawiki Étuis Porte Aiguille Argent Massif Napoléon 3 19eme siècle | eBay Rare étui à aiguilles à coudre en cuir du milieu du 19ème - Etsy France

 

20世紀以降、ヨーロッパのニードルケースはアンティーク愛好家やコレクターの間で高く評価され、収集の対象となりました。美しいデザインや緻密な手仕事、歴史的な価値が、これらのニードルケースを特別なものとして位置づけています。

最後までお読みいただきありがとうございました♪

*⋆*⁂ぜひ遊びに来てください⁂*⋆⁑
ジュエリーマルシェのEショップ→https://jewelry-marche.ne
蚤の市やパリ散歩のインスタです。フォロー、イイネ励みになります!→https://www.instagram.com/jewelrymarche/

 

ブログに戻る

コメントを残す