パリ—光の都市、恋愛都市、美食の都市。数え切れないほどの形容詞で語られるこの都市は、アートと文化の中心地としても名高い。そして、特にジュエリー好きにとっては、パリはまさに夢のような場所です。パリには美術館が数多くありますが、その中でもジュエリーが充実した美術館がいくつか存在します。この記事では、ジュエリー好きがぜひ訪れたいパリの美術館について詳しくご紹介します。
ルーブル美術館 (Musée du Louvre)
フランス、特にパリと言えば、まず最初に思い浮かぶのがルーブル美術館でしょう。世界最大級の美術館であり、そのコレクションの豊富さは圧巻です。ルーブル美術館は絵画や彫刻だけでなく、古代ギリシャ、ローマのの装飾品から18世紀までの王侯貴族が愛用したジュエリーも展示しています。
装飾美術館 (Musée des Arts Décoratifs)
パリのルーブル美術館の近くにある装飾美術館は、ジュエリー好きにとってもう一つの必訪スポットです。この美術館は名前の通り、主に装飾やデザインに焦点をあてた展示を行っています。その中でも特に、ジュエリーのコレクションは注目に値します。
装飾美術館では、クラシックなスタイルのジュエリーから現代のジュエリー作家による個性的なデザインの作品が展示されており、人と違うジュエリーを探している方にはぴったりの場所です。一部の展示品は、伝統的な技法と現代的なエッセンスが融合したデザインが特徴で、非常におしゃれでユニークなものが多いです。また、ここではヨーロッパ全土から集められたアンティークジュエリーも見ることができます。例えば、19世紀のフランス装飾芸術やアールヌーボーの影響を受けたデザインは、今でもその美しさと独創性に驚かされます。
カルナヴァレ美術館 (Musée Carnavalet)
パリのマレ地区にあるカルナヴァレ美術館は、パリの歴史をテーマにした美術館です。この美術館は歴史的な建物に所在しており、訪れるだけでパリの魅力に触れることができます。カルナヴァレ美術館はパリの通史と文化を詳細に展示しており、とくにジュエリーは充実していないですが、なぜご紹介したかというと、びっくりした指輪があったのです。それは、マリーアントワネットの髪の毛が編まれてデザインとして使われている指輪!マリーアントワネットの華やかで波乱万丈な生涯に子供のころから感銘を受けていた私はその展示の前からしばらく動けませんでした。
オルセー美術館
プティパレ美術館
この2つはアールヌーボーのジュエリーや装飾品が充実しています。
ジュエリー愛好家なら、歴史的背景とともにジュエリーを楽しむことができるこの美術館は必見です。
写真/カルナヴァレ美術館