銀製品のお手入れ、エピソードを交えてお伝えします

銀製品のお手入れ、エピソードを交えてお伝えします

モンマルトルの丘での蚤の市でナプキンリングを見つけました。

銀メッキだそうです。

ちょうどいい値段に交渉でき、即購入。

どうしてナプキンリングかというと、

料理中に蓋を置く場所に困っていて。調理台に直接置くと広範囲に水滴やらソースで汚れてしまい掃除が、、、

ある日

茶道の先生がキッチンでアンティークのナプキンリングを

鍋の蓋置として使われているのを見て

上手な使い方!わたしも真似したい。

と思っていたのです。

それにしてもちょっと汚れていて、このままキッチンで使えば更に酸化で真っ黒になって、サビたりしそうです。

          

そこで、自宅アトリエでまずは市販のシルバーを磨くための研磨剤入りの布で

そっと拭いてみるとかなり綺麗になりました。

でも、ジュエリー仕上げ研磨の経験がある私、もうちょっと、欲を出し、研磨機で簡単にそっと研磨してみました。

              

この写真、分かりにくいですが((+_+))細かい模様の間が黒かったのが銀色に。

錆のように黒っぽく変色していたところも綺麗になっています。

 

ここであんまり磨いてメッキが全部剥がれるのも避けたいところです。

かなり綺麗になり、これでもうナプキンリングとして食卓に出しても遜色ないくらいです。

 

そうなると、もっと欲が出て金属メッキが専門の知り合いに銀メッキをかけてもらいました。サービスで純銀のメッキにしてくれました。そこまでしてくれなくても、、でもラッキー。

             

ずいぶん価値があがりました!

この知り合いの職人さんによれば重さから言ってこれはメッキ製品じゃなくて銀じゃない?とのこと。銀位を示すらしき刻印はあるのですが、ちょっと見慣れないもので何とも言えません。この刻印も数があって画像検索しても簡単にはヒットしません。こちらもいつかブログにしたいと思います。

さて、メッキ職人さんが家で出来る銀の簡単なお手入れについて伝授してくれた方法をお伝えします。しかもエコです。

それは

重曹を水で歯磨き粉ほどの固さにとく。歯ブラシで磨く。

それだけで酸化膜がとれるそうです。

拭くとき、

ティッシュペーパーは柔らかいようで実は細かい傷がひっそりつくことがあるので柔らかい布か、キムワイプとかのほうが良いと思います。

研磨剤入りの布でもいいですが拭きすぎるとこちらも小傷ができてしまうので慎重にお使いくださいね。

あとは使わないなら空気に触れないようにして酸化を防いでください。

 こうして昔の物はお手入れ次第で長く愛用できるのです!

ますますアンティークが好きになりました。

ジュエリーマルシェでも魅力的なテーブルウエアを探してみよう、と思いました。リクエストがあったら、ぜひご連絡くださいね。

      

          👆この日は銀食器の出店が多かったです。

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